沖縄県 石垣市
石垣市データブック
石垣市・沖縄県・国が公開する統計データを、インタラクティブなグラフで 見やすく再構成しました。
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よくある質問
石垣島についてよく聞かれることに、統計で答える
旅行ブログやSNSでよく話題になる質問を、このサイトのデータで答えました。
観光客は多すぎる?(オーバーツーリズム)
住民1人あたり年間約30.4人の観光客が訪れている計算になります(2025年観光客数149万人 ÷ 2026年人口約4.9万人)。近年、二次交通不足や人手不足が課題として指摘されています。
観光セクションを見る →いつ行くのがベスト?台風は大丈夫?
台風接近は7〜9月に集中し、この3か月で年間接近数の約74%を占めます(ピークは8月)。温暖な気候を保ちつつ台風リスクが低いのは4〜6月・10〜11月です。
気候・台風セクションを見る →人口
人口は2023年に過去最多50,176人を記録、以降は減少局面
1963年から一貫して増加してきた石垣市の人口は、2023年に過去最多の50,176人に到達。2019年の49,801人がピークとされてきましたが、実際にはその後も増え続け2023年に更新していました。2024年から減少に転じ、2026年5月末時点では49,098人まで減っています。
人口の推移(1963〜2026年)
年末時点の住民基本台帳人口+外国人登録人口。直近1点のみ月次速報値。
観光
コロナ禍からV字回復、2025年は過去最多の149万人
2020〜2021年に大きく落ち込んだ入域観光客数は、2022年度以降急回復。統計いしがきの年度ベース(4月〜翌3月)では2024年度に約157万人まで拡大し、コロナ前の水準を大きく上回っています。暦年ベースでも2025年の年間観光客数は約149万人と、過去最多だった2019年(147万人)を超えました。
入域旅客数の推移(空路・海路別、2014〜2024年度)
スライダーを2023年以降に絞り込むと月次データに切り替わります
2023年以降にズームすると月単位の内訳に切り替わります(2023〜2025年のみ月次データあり)。
クルーズ船寄港回数の推移
2020〜2021年度はコロナ禍で寄港ゼロ。2024年度は120回・29.5万人と過去最多を記録。
宿泊施設タイプ別 収容人員
2024年12月時点、合計494施設・収容18,950人
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季節変動
ピークの8月は閑散期の2月よりおよそ90%多い
直近2年間(2024・2025年)で見ると、観光客数は8月に16万人台まで跳ね上がる一方、2月は8.6万人台まで落ち込みます。観光消費額推計でも8月(142.3億円)は1月(79.5億円)の約1.8倍。飲食・宿泊・小売など観光関連業種の売上は、この需要の波にほぼ連動して動いていると見られます。市の観光レポートも「夕食難民」(繁忙期に飲食店へ入れない客)の発生に言及しており、飲食業のキャパシティは通年ではなく繁忙期の需要でひっ迫している点に注意が必要です。
月別 観光客数(2023〜2025年)
8月が一貫して最大、1〜2月が最小。年またぎで比較すると季節パターンはほぼ同じ形。
月別 観光消費額推計(2024〜2025年)
宿泊・飲食・土産など観光関連支出全体の推計額。2023年は市公表資料に月別の消費額推計が無いため非掲載。
気候・台風
台風は8月がピーク、狙い目は4〜6月・10〜11月
石垣島は年間を通じて温暖(年平均24.5℃)ですが、台風接近は7〜9月に集中し、この3か月で年間接近数の約74%を占めます。最も暑く日照時間も長いのは7〜8月ですが、台風リスクも同時に最大になります。温暖な気候を保ちつつ台風リスクが低い時期を狙うなら、4〜6月または10〜11月がおすすめです。
月別 気温(1991〜2020年平年値)
日最高・平均・日最低気温。真冬でも平均19℃前後と温暖。
月別 台風接近数(平年値)
「接近」は台風の中心が石垣島地方気象台から300km以内に入った場合。1951〜2025年の累計は308回、7〜9月で全体の約73%を占める。
主な直撃台風
石垣島地方気象台の観測記録に残る、被害の大きかった代表的な台風
1977-07-31
台風5号(ヴェラ)
最大風速53.0m/s・最大瞬間風速70.2m/s(いずれも石垣島観測史上1・2位)
石垣島に甚大な被害
2006-09-16
台風13号(サンサン)
中心気圧919hPa・最大風速55m/s
先島諸島で約26,100世帯停電、石垣市で家屋2棟倒壊、電柱倒壊・折損250本以上。沖縄・九州全体で死者9名
2015-08-23
台風15号(ゴーニー)
最大瞬間風速71.0m/s(石垣島観測史上1位)
沖縄電力管内で先島諸島最大約22,600戸停電、家屋全半壊140棟、死者1名
出典: 気象庁 過去の気象データ検索(石垣島 極値ランキング)(石垣島観測史上の最大瞬間風速71m/s、2015-08-23・最大日降水量378.9mm、1935-07-22)
産業構造
事業所の5軒に1軒が宿泊・飲食サービス業
経済センサス(2021年6月時点)によると、石垣市の全2,912事業所のうち宿泊業・飲食サービス業は612事業所(構成比21%)、従業者数でも19.5%を占め、沖縄県平均(16.3%)を上回ります。石垣市の産業構造が観光関連(宿泊・飲食)に強く依存していることを示す一次データ。次回調査(2026年経済センサス、2026年6月基準)の速報は2027年5月予定。年間1,490,152人規模の観光需要が、この業種構成の背景にあります。
産業別 事業所数の構成比(上位3業種)
財政
歳入・歳出は2020年度に大きく拡大、ふるさと納税は5年で30倍
新型コロナ対策交付金等の影響で2020〜2021年度は歳入・歳出ともに急増。財政力指数(自治体の財政基盤の強さを示す指標)は2014年度の0.37から2024年度は0.46まで緩やかに改善。ふるさと納税受入額は2019年度の2.32億円から2024年度は23.29億円まで急拡大し、全国1,741市区町村中108位、沖縄県内では2位につけています。
歳入・歳出決算の推移(普通会計)
財政力指数の推移
1に近いほど自主財源の割合が高く、財政基盤が強いとされる
ふるさと納税受入額の推移
総務省が毎年公表する各年度調査から石垣市分を抜粋(全年度が単一ファイルにまとまっていないため、確認できた年度のみ掲載)。2025年度分は例年7月末公表のため本稿執筆時点(2026年7月)で未公表。
農林水産業
パインアップルの生産額が2024年度に過去最高の7.7億円
さとうきびが生産額で最大規模を維持する一方(ピークは2021年度の22.7億円)、パインアップルは2024年度に過去最高の7.7億円まで伸長。マンゴーは2021年度の3.8億円をピークに、直近はやや落ち着いた水準で推移しています。
主要農産物の生産額推移(2014〜2024年度)
雇用・産業
宿泊・飲食業の新規求人はコロナ禍で1,729件→818件へ半減、令和5年度はコロナ前を超えて回復
統計いしがき「労働力」によると、宿泊・飲食業の新規求人件数は令和元年度(2019年度)の1,729件から令和2年度(2020年度)は818件へ約53%減少しましたが、令和5年度(2023年度)は1,976件までコロナ前の水準を超えて回復しています。医療・福祉業も同期間1,248件→958件→1,224件と底堅く推移しました。就業者数(国勢調査ベース)でも第3次産業が2020年時点で全体の75.0%を占め、観光関連への依存度の高さを裏付けています。事業所数でも宿泊業・飲食サービス業(612事業所)は卸売業・小売業(684事業所)に次ぐ規模です。
産業別 新規求人件数の推移(2018〜2023年度)
新規求人件数は「求人の出た件数」であり就業者数(雇用の実態)そのものではない点に注意。
就業者数の推移(第1〜3次産業、国勢調査)
5年ごとの国勢調査ベースのため新規求人件数(毎年)とは更新頻度が異なる。
産業別 事業所数(2021年)
教育
中心部校は児童数600人超、離島・へき地の小規模校は集約表示
石垣市立の小学校・中学校は市街地の登野城・平真小など600人規模の学校から、離島・へき地部の複式学級規模の学校まで幅が大きい。個人特定リスクを避けるため、児童・生徒数が10人未満の学校は「その他離島・へき地校」として集約している。
小学校別 児童数(2024年5月時点)
児童生徒数10人未満の学校は個人特定リスクを避けるため「その他離島・へき地校」に集約している(specs/02-category-expansion.md §7.1)。
中学校別 生徒数(2024年5月時点)
医療および衛生
八重山病院の外来患者数は年間10万人超、ハブ咬症は夏季にやや集中
島唯一の中核病院である八重山病院の外来患者数(延数)は年間10〜12万人規模で推移。石垣島特有の一次データとして、ハブ咬症の発生数は8〜9月にやや集中する傾向がみられます。
八重山病院の患者数(延数)の推移
主要死因別 死亡者数の推移
死因別死亡者数は自殺者数を非掲載としている(WHO自殺報道ガイドラインに準拠、specs/02-category-expansion.md §7.1)。ハブ咬症発生数は石垣島特有の一次データ。
ハブ咬症発生数(月別、2017〜2024年度合計)
通信および運輸
石垣〜那覇線が空路利用者の約4割を占める基幹路線
2024年度の石垣空港路線別利用状況では、那覇便が1,048,131人(39.1%)で最大、次いで羽田便690,848人(25.7%)。フェリー等船舶利用者は2019年度の137万人からコロナ禍で2021年度は36万人まで落ち込みましたが、2024年度は93万人まで回復しています。観光セクションの入域観光客数データを「どう来ているか」の観点で補完します。
石垣空港 路線別利用状況(2024年度)
船舶利用者数の推移
観光セクションの観光客数データを「どう来ているか」の観点で補完する。
警察、消防および災害
交通事故・刑法犯罪ともに2022年の底から2024年にかけて急増
交通事故発生件数は2014年の121件から2022年の44件まで減少しましたが、2023年99件・2024年109件と2年連続で急増し、コロナ前の水準に戻っています。刑法犯総数も2022年258件→2023年317件→2024年400件と3年連続で増加し、窃盗犯が最も多い区分です。件数が10件を下回りうる細かい犯罪区分(凶悪犯の内訳等)は個人特定リスクを避けるため大分類のみ掲載しています。
交通事故発生件数・負傷者数の推移
刑法犯罪発生状況(大分類のみ)
刑法犯罪は件数10未満になりうる細分類(凶悪犯等)を除き大分類のみ掲載。
福祉
保育施設は9年で40→64施設に増加、要介護認定者数は6年で1.3倍に
保育施設数は2015年度の40施設から2021年度に65施設まで拡充した後、2024年度は64施設で推移。令和4年4月1日時点の待機児童数はゼロですが、年度途中には発生することがあります(統計いしがき福祉10-1より)。要介護認定者数(第1号被保険者)は2018年度の1,611人から2024年度は2,117人と6年で約1.3倍に増加し、高齢化の進行を裏付けています。要介護度別の詳細区分は個人特定リスクを避けるため被保険者種別の合計のみ掲載しています。
保育施設数・入所児童数の推移
介護保険 要支援・要介護認定者数の推移
要介護度別の詳細区分は個人特定リスクを避けるため被保険者種別の合計のみ掲載(specs/02-category-expansion.md §7.1)。
建設
住宅棟数は10年で13,204棟→14,973棟に増加、7割超が鉄筋コンクリート造
課税家屋の棟数は2014年の13,204棟から2024年は14,973棟に増加。構造別では鉄筋コンクリート造が一貫して7割超を占め、台風の多い離島特有の建築事情を反映しています。
構造別 家屋棟数の推移
水道および電気
水道普及率100%、電力使用量はコロナ禍で落ち込んだ後、令和6年度は過去最高水準に回復
水道普及率は既に100%近くで横ばい。電力使用量は令和2〜3年度にコロナ禍の観光減少で落ち込んだ後、令和6年度は343百万kWhまで回復・増加している。
電力使用量の推移
比較
石垣市は「多産・長寿・低所得」という沖縄離島型の特徴
合計特殊出生率は全国を大きく上回る一方、1人当たり所得は沖縄県平均をやや下回り、 全国平均の7割弱にとどまります。人口移動は転出超過が続き、県内41市町村の中でも下位に位置します。
1人当たり県民所得
石垣市・沖縄県は沖縄県公表資料、全国は内閣府公表の都道府県別数値(47都道府県の単純平均、栃木県公表資料で確認)。石垣市は沖縄県平均比92.9、全国平均比67.9。
平均寿命(2020年市区町村別生命表)
男性 80.9歳県内14位/41
女性 87.9歳県内20位/41
男性は前回(2015年)比+1.4歳で沖縄県内41市町村中最大の伸び幅。
社会増減(転入 - 転出)(2023年10月〜2024年9月)
-157人県内28位/41
転入 3,643人 / 転出 3,800人
総人口増減率は県内41市町村中25位(△0.59%)。転出超過の傾向。
出典: 沖縄県企画部「人口移動報告年報」



