沖縄県 石垣市
石垣市データブック
石垣市・沖縄県・国が公開する統計データを、インタラクティブなグラフで 見やすく再構成しました。すべての数値に出典を明記しています。
人口
人口は63年分の系列で見ると2019年をピークに減少局面
1963年(昭和38年)から2022年まで一貫して増加してきた石垣市の人口は、令和元年(2019年)の49,801人をピークに減少に転じ、2026年5月末時点では49,098人まで減っています。
人口の推移(1963〜2026年)
年末時点の住民基本台帳人口+外国人登録人口。直近1点のみ月次速報値。
観光
コロナ禍からV字回復、2025年は過去最多の149万人
2020〜2021年に大きく落ち込んだ入域観光客数は、2022年度以降急回復。2025年(令和7年)の年間観光客数は約149万人と、過去最多だった2019年(147万人)をついに超えました。
入域旅客数の推移(空路・海路別、2014〜2022年度)
クルーズ船寄港回数の推移
2020〜2021年度はコロナ禍で寄港ゼロ。2022年度から再開。
宿泊施設タイプ別 収容人員
2022年12月時点、合計436施設・収容16,183人
季節変動
ピークの8月は閑散期の2月よりおよそ90%多い
直近2年間(2024・2025年)で見ると、観光客数は8月に16万人台まで跳ね上がる一方、2月は8.6万人台まで落ち込みます。観光消費額推計でも8月(142.3億円)は1月(79.5億円)の約1.8倍。飲食・宿泊・小売など観光関連業種の売上は、この需要の波にほぼ連動して動いていると見られます。市の観光レポートも「夕食難民」(繁忙期に飲食店へ入れない客)の発生に言及しており、飲食業のキャパシティは通年ではなく繁忙期の需要でひっ迫している点に注意が必要です。
月別 観光客数(2023〜2025年)
8月が一貫して最大、1〜2月が最小。年またぎで比較すると季節パターンはほぼ同じ形。
月別 観光消費額推計(2024〜2025年)
宿泊・飲食・土産など観光関連支出全体の推計額。2023年は市公表資料に月別の消費額推計が無いため非掲載。
産業構造
事業所の5軒に1軒が宿泊・飲食サービス業
経済センサス(2021年6月時点)によると、石垣市の全2,912事業所のうち宿泊業・飲食サービス業は612事業所(構成比21%)、従業者数でも19.5%を占め、沖縄県平均(16.3%)を上回ります。石垣市の産業構造が観光関連(宿泊・飲食)に強く依存していることを示す一次データ。次回調査(令和8年経済センサス、2026年6月基準)の速報は2027年5月予定。
産業別 事業所数の構成比(上位3業種)
財政
歳入・歳出は2020年度に大きく拡大、ふるさと納税は5年で30倍
新型コロナ対策交付金等の影響で2020〜2021年度は歳入・歳出ともに急増。財政力指数(自治体の財政基盤の強さを示す指標)は2014年度の0.37から2022年度は0.46まで緩やかに改善。ふるさと納税受入額は2019年度の2.32億円から2024年度は23.29億円まで急拡大し、全国1,741市区町村中108位、沖縄県内では2位につけています。
歳入・歳出決算の推移(普通会計)
財政力指数の推移
1に近いほど自主財源の割合が高く、財政基盤が強いとされる
ふるさと納税受入額の推移
総務省が毎年公表する各年度調査から石垣市分を抜粋(全年度が単一ファイルにまとまっていないため、確認できた年度のみ掲載)。2025年度分は例年7月末公表のため本稿執筆時点(2026年7月)で未公表。
農林水産業
パインアップル・マンゴーの生産額が伸長
さとうきびが生産額で最大規模を維持する一方、パインアップルは2022年度に過去最高の5.9億円、マンゴーも3億円規模まで拡大しています。
主要農産物の生産額推移(2014〜2022年度)
比較
石垣市は「多産・長寿・低所得」という沖縄離島型の特徴
合計特殊出生率は全国を大きく上回る一方、1人当たり所得は沖縄県平均をやや下回ります。 人口移動は転出超過が続き、県内41市町村の中でも下位に位置します。
平均寿命(令和2年(2020年)市区町村別生命表)
男性 80.9歳県内14位/41
女性 87.9歳県内20位/41
男性は前回(2015年)比+1.4歳で沖縄県内41市町村中最大の伸び幅。
社会増減(転入 - 転出)(令和5年10月〜令和6年9月)
-157人県内28位/41
転入 3,643人 / 転出 3,800人
総人口増減率は県内41市町村中25位(△0.59%)。転出超過の傾向。
出典: 沖縄県企画部「人口移動報告年報」